慶応卒の教員が東大受験の指導をするジレンマ

セミリタイア・FIRE

高校教師のぱちこです。

夏休みに突入し、本日2日目。8月25日までお休みなので、およそ5週間お休みです。

部活で4日間のみ出勤予定。ひゃっほい。

生徒とのやりとりは保護者の許可の下メールで。受験アドバイスや添削を行います。

今年度は東大を目指している生徒が5名いるのですが、現時点で東大実践でB判定を取る者もいて、優秀だなぁと感じてしまいます。

そして毎年思うこと。どうしても自分の受験時と比べてしまう。

高校生の頃の私は何事も楽観的で、受験なんて普通にしていれば早慶、頑張れば東大も行けるだろうと思っていました。

東大模試は英語だけ偏差値55程度、あとは酷いもの。早慶プレは調子が良ければD判定くらいのくせに。なぜか自信がありました。

中学受験でも6年の6月に勉強を始め、偏差値40そこらの中学に行こうとしていたけれど、たまたま偏差値70の進学校に合格し進学。

中1で赤点を取りまくり、これじゃやばいとテスト勉強は真面目にして、高1では学年上位10%の位置にいました。

しかしそれは学力がついていたわけではなく、要領が良くテストの点取りが上手かっただけ。

それに気づかず、自分は「できる側の人間」なんだと勘違いしていました。

毎年40人程度東大に合格するような進学校で、上位10%にいれば自分だってと、思って、しまいますよ、ね。

模試は取れないが、それは中学受験の時も一緒だった。本番で逆転できる。

結果、東大は箸にも棒にも引っかからず、受験を終えました。そりゃそうです。センター試験前日に学校で跳び箱をして遊んでいたもんで。そんな奴、東大に受かるはずありません。

慶応に進学して良かったと思う一方で、生徒に「この夏、悔いのないように追い込め!」と発破をかける度に後悔が押し寄せてくる。

セミリタイアしたら、東大受験、再チャレンジしてみようかな。

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