大学受験でちっぽけな自分を保った話

セミリタイア・FIRE

教え子の大学受験も本番を迎える2月1日。祈るしかない担任は毎日そわそわしています。

2008年2月。受験生として迎えた初受験は、確か明治大学の情報コミュニケーション学部だった気がします。

当時新校舎であったリバティタワーは、都会キャンパスライフの理想を具現化したような建物で、ここに属したい猛者たちが一堂に会する教室は、それはそれは異様な雰囲気でした。

同じ会場に友達もいなかったため、心細く、その空気に飲まれ、あぁ、だめかも、、と思っていました。

リリースしたばかりのBUMP OF CHICKENのアルバム『orbital period』をMDでずっと聴いていました。現実逃避だったのかもしれません。

広い教室、大人数の中、イヤホンをすれば一人の空間。心が落ち着きました。

今でもこのアルバムを聴くと当時がフラッシュバックしてきます。

「得意なことがあったこと

今じゃもう忘れてるのは

それを自分より

得意な誰かがいたから」

大学受験ではこれを痛く思い知らされました。

自分は万能な人間だと思って生きてきたのですが、全然そうではないと気付いたのです。

中学受験では都内共学最高峰の学校に入学し、成績も上位。このまま東大にも行けると思っていたのですが、

踏ん張りどころで踏ん張れない。いつも80%の力で最後は気を抜く。

そんな性格だから、大学受験は終盤かなり崩れていきました。

当時の自分が教え子なら、きっと説教をしていることでしょう。舐めるな、と。

そのくせ、プレッシャーには弱い。

落ちるイメージしか湧かない。

怖い。怖い。

そんなモヤモヤを、バンプが言葉にして励ましてくれました。

自分よりできる奴は世の中たくさんいる。

プライドを捨てて、カッコ悪くてももがいて戦い抜こう。

がむしゃらに駆け抜けました。

蓋を開ければ明治は特待で、続く立教、慶応も順調に合格することができました。

不安が敵を大きく見せていたのです。

きっと教え子も不安の中戦っていることでしょう。

担任は職員室で祈るしかできませんが、

どうか全てを出しきれますように。

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